墨の種類で選ぶ

墨は「煤(すす)」と「膠(にかわ」)と「香料」という原材料から出来ています。一般的には「煤(すす)」の種類の違いによって墨の分類はなされます。

名称 材料 詳細
油煙墨 胡麻油 胡麻油を使用。
菜種油 菜種油を使用。
鉱物油 鉱物性油を使用。
松煙墨 赤松 紀州産。老松と生松を使用。
青墨 染料 染物で使用される藍汁を使用。
顔料 日本画で用いられる顔彩を使用。

市場に出回る墨の多くを占めるのが菜種油を原材料とする「菜種油煙墨(なたねゆえんぼく)」です。また油煙墨の中には胡麻油を使用した「胡麻油煙墨(ごまゆえんぼく)」があり、他にも桐油などで作られることもあります。「松煙墨(しょうえんぼく)」は赤松の木を燃やして採取します。国産の松煙は現在、国内でも特定の事業者、特定の場所でしか生産されていいない為、大変希少価値が高いとされています。青墨は墨の基本原材料へ更に、藍染の藍汁や顔料等を加え色付けしたもので、書かれた文字はやや灰色がかった色合いが特徴でよく水墨画などで使用されることが多いです。