どんな墨を使えばよいか分からない

お客様がよく言われるこの言葉。
確かに墨は非常に奥深い日本古来の筆記具です。そんな奥深さが墨の魅力でもあるのですが、ここではどんな墨を選べばよいか分からないという方の為に、墨の基本的なお話と共に、錦光園がおすすめする「錦光園定番の墨」をご紹介いたします。

どんな墨を使えばよいか分からない

墨の原材料

墨は「煤(すす)」と「膠(にかわ」)と「香料」という原材料から出来ています。
煤は物を燃やした際に出る煤のことで、その原材料は主に植物性の油や赤松の木ですが、最近では鉱物性の油やカーボンブラックなども使用されます。膠は動物性のゼラチンのことで、墨作りに使用される膠は、牛や馬、羊や鹿などの骨や皮を煮込んで作られます。湯煎で溶かしたゼラチン状の膠を煤と一緒に混ぜ合わせ撹拌させることで、墨の原型となる粘土のような「生墨」が出来上がります。その際、動物性の膠が発する生臭い臭いを抑える為に使用するのが香料です。
香料は煤と膠の撹拌の際に一緒に混ぜ合わされます。香料は主に、東南アジア由来のフタバガキ科の植物から採取できる「龍脳(りゅうのう)」が使われます。
龍脳の香りは心を落ち着かせる効能があるとされています。墨を磨った際に精神集中し易いのもその香りが理由の一つです。

墨の原材料

墨の種類

墨は一般的に「煤(すす)」の種類の違いによって分類がなされます。

名称 材料 詳細
油煙墨 胡麻油 胡麻油を使用。
菜種油 菜種油を使用。
松煙墨 赤松 紀州産。老松と生松を使用。
青墨 染料 染物で使用される藍汁を使用。
顔料 日本画で用いられる顔彩を使用。

市場に出回る墨の多くを占めるのが菜種油を原材料とする「菜種油煙墨(なたねゆえんぼく)」です。
錦光園でおすすめする「錦光園定番の墨」もこの菜種油煙墨にあたります。

墨の大きさ

墨の大きさを表す単位は「丁(ちょう)」。これは重さが基準になっており、1丁型の墨は15gです。
下記の表はあくまで基本で墨によっては若干の個体差があることだけご了承下さい。

墨の大きさ 縦の長さ 横の長さ 厚み 重さ
1丁型 78mm 19mm 8mm 15g
2丁型 92mm 24mm 11mm 30g
3丁型 105mm 28mm 12mm 45g
4丁型 120mm 31mm 13mm 60g
5丁型 135mm 33mm 13mm 75g

墨の用途

一概に墨を磨って使用するにしても、写経・かな文字・漢字・水墨画・・・など、様々な目的によって墨の相性があり用途が分かれます。色合いや色の濃さ、墨液の粘り気、にじみ具合や墨液の量といった具合にそのポイントは様々です。「基本の墨」では、コストも含めて、普段使いの手頃さ、使用用途の比較的広い墨を対象に選んでいますのでどうぞご安心してご使用下さい。

墨の用途

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