おはじき墨の十二支の絵の原型とした狩野大学氏信『十二類歌合絵詞』は、『十二類絵巻』の冒頭の十五夜の歌合を独立させた作品です。
そこでは月の歌を詠んだ動物の姿に、それぞれ固有の名前が記されています。
宮廷貴族の伝統を踏まえつつ、豊かな連想に遊んだ、一流の知識人たちによる産物、こそれが「おはじき墨」デザインのモデルとなっています。
また、裂袋の文様は『笹蔓手金更紗(ささづるできんさらさ)』と呼ばれる見事な更紗模様。
笹蔓手金更紗は仏教発祥の地、印度更紗の中でもその構図に非の打ちどころがないほどの端正さと高貴な趣があり、それが好まれて古くから各時代にわたって渡来してきています。
これを再現した貴重な裂を使用し、一つ一つを手縫いで丁寧に仕上げています。
※写真はイメージです、実際のおはじきは商品には含まれておりません。
商品詳細
- 種類
- 菜種油煙墨
- 規格
- 0.3丁型(約5g)